特に数式の表現に優れた組版システムであるTeXですが、有名ソフトウェアだけあって良質の情報が豊富です。
角藤氏のサイトW32TeXの説明に従って、 TeX、dviout for windows、GSview、Ghostscriptインストールできます。 インストールガイドがPDFでも提供されているので印刷すればインストールしやすいと思います。
また、阿部紀行氏による TeXインストーラ3により ネットインストールのような方法によるインストールもできます。 TeXインストーラ3で導入できるのは以下のソフトウェアです。
ただしTeXインストーラ3を使う場合でもGSViewでは追加で「Options>Advanced Confiure」の GhostScript Optionsに「-dWINKANJI」と設定しないと日本語が文字化けしてしまいます。 (GSView4.6で確認。)
なお、無料のTeX用エディタについてはWinShellや、中川仁氏の EasyTeXが使いやすいのではないかと思います。EasyTeXは中川仁氏のWEBサイトの TeX入門のページからダウンロードできます。 なお、WinShellの設定はWinShell - TeX Wikiで 説明されています。
その他の情報についてもTeX Wikiで探すことができます。
TeXに図を挿入する場合に使うEPSファイルについてですが、UNIX環境で一般的と思われるtgifは調べた限りではWindowsへの移植は Cygwin用のものしか無いようです。そこで代替案です。
IllustratorやPhotoshopでEPSファイルを出力できます。
EPS-draw
H. Terashima氏作。
ドローソフトとして一般的な機能を持っていると思います。日本語の入力も出来ます。
Dynamic Draw
福代昌之氏作。仕様書、設計書の作成、UMLの記述に優れたドローツール
。
標準ではEPSを扱えませんがダウンロードの
ページにあるEPS Outputプラグイン(いのうえ氏作)を使うことによってEPS形式ファイルの出力ができます。
また、福代昌之氏作のプラグインによりSVG形式ファイルのインポート・エクスポートにも対応します。
gnuplot
UNIX環境で有名なグラフ作成ソフトのWindows移植版。
EPS-conv
H. Terashima氏作成。
BMP、JPEG、PNG、MAG形式からEPSにコンバートできます。また、Susieのplug-inにも対応しているそうです。
ImageMagick
ImageMagickでもGhostscriptを利用することによってEPS形式への変換が出来ます。
ImageMagickとGhostscriptをインストールしてあれば以下のコマンドで変換できます。
convert test.png test.eps
その他の方法
加藤文明社の
LaTeX2e in Cross Media内の
epsファイルの作成と利用方法のページで色々な手法が説明されています。