LynxはテキストベースのWEBブラウザです。Lynxでも読むことのできるページは アクセシビリティで決定的な問題が少ないページと判断できるのではないでしょうか(色については判断できませんが)。
Windows版のLynxではpatakuti氏の Lynx for Win32 (by patakuti)がインストーラ付きであり手軽です。
以下でpatakuti版のLynxの一部の設定方法を説明しますが、設定に悩んだり、 操作方法を調べるにはCOL氏の 『Lynx入門』が patakuti版を前提とした説明ではないものの参考になると思います。また、英語ですがLynx Users Guide v2.8.5も参考になります。
以下の設定はVersion2.8.5rel1THbで確認しています。
lynx.cfgに以下の様に記述します。
EXTERNAL:mailto:start "C\:/Program Files/RimArts/B2/B2.exe" mailto\:%s:TRUE
MS-DOS名 (短いパス PROGRA~1等) で記述するなら""は不要です。「.」を打つと外部メーラが起動します。
リターンキーでLynxのメーラが起動します。
私の環境ではlynx.cfgのコメント通りでは表示できませんでしたが、 以下の方法で外部ビューアを起動できました。
lynx.cfgのSUFFIXにSUFFIX:.<拡張子>:「Content-type」 を記述します。
例 SUFFIX:.gif:image/gif
若しくはHOMEディレクトリの.mime.typesファイルに以下の様に記述します。
image/gif gif
上記どちらかの設定をした上でHOMEディレクトリの.mailcap ファイルに以下の様に外部ビューアを記述します。
image/gif; C:/PROGRA~1/GV/GV.exe %s
Program Filesの様に書くと動作しません。MS-DOS名で記述する必要があります。
*キーで画像へのリンクが現れます。そのリンクを選択してリターンキーで外部ビューアが起動します。
同様に他の形式のファイルも外部アプリケーションで見られます。
ちなみにtnomura氏のノームラーのCUI大好きではLynxやw3mを使ってHTML文書管理をする方法がとりあげられています。
Windowsには標準でInternetExplorerにFTP機能が装備されていますが、 FTP機能を多用する場合は曽田 純氏の FFFTPあたりが定番として使われていると思われます。
またFileZillaもFTPとSFTPを兼ねたクライアントソフトとして 便利なのではないかと思います。春山征吾氏が Filezilla ファイル名 EUC<->SJIS 変換パッチを公開なさってます。
なお、CUIベースのFTPコマンドもWindows標準で備えられていますが、合著氏の FTP for Winは さらにUNiX の ftp に似たコマンド体系を持つWindows 用の FTP クライアントです。
さらにCUIベースのFTPとして他にNcFTP Clientもあり、
ブックマーク機能を備えています。
Windows版ではブックマーク機能利用の際にGUIの別ウィンドウ(下の画像)が開きます。
(MOONGIFTによるNcFTPの紹介
レビュー)
Tera Term Proはかなり以前から人気のあるターミナルエミュレータですが、 SSH2への対応がなかなかされなかったことから近年では以下に紹介するPuttyに人気を取られてしまっていたように思います。
しかし、現在では平田豊氏により SSH2対応TTSSHとしてSSH2及びUTF-8に対応されています。
またTeraTermWindowChangerによりタブ化することもできます。
Poderosaは.NETアプリケーションであり、 タブ式のGUIを特徴としているターミナルエミュレータです。SSH2にも対応しています。
株式会社ルートレック・ネットワークスのVaraTermが前身で、 2005年4月よりオープンソースソフトウェアとしてコミュニティベースで開発・公開が行われるようになりました。
人生を書き換える者すらいた。がPoderosa の メイン開発者である岡嶋氏の blogです。
PuTTY は、Simon Tatham 氏作成のフリーの Windows用のTelnet及びSSHクライアントソフトです。 PuTTYは、SSH2を使えるフリーのSSHクライアントソフトとして人気があります。
そのPuTTYに対しhdk氏による 「PuTTY で ISO 2022 による日本語入力・表示を可能にするパッチ」、 Arita氏による 「PuTTY を INIファイル対応にするパッチ」、 「PuTTY を PortForwarder みたいにするパッチ」を適用し、 さらにいくつかの機能を付け加えたものを蛭子屋双六氏が PuTTY ごった煮版として公開されています。
SCP、SFTPはいずれもSSHを利用したファイル転送コマンドです。 田淵氏によるWinSCP Japanese siteの protocolsのページで両コマンドの比較がされています。
PuTTYの本家のサイトからダウンロードできる PSCP、PSFTPはコマンドライン版のSCP、SFTPクライアントです。 なお、本家のサイトでZIP containing all the binaries として配布されているファイルにも PSCP、PSFTPは含まれていますし、前述したPuTTY ごった煮版で 配布されているファイルにもこれらが含まれています。
WinSCPは Martin Prikryl氏によるWindows用のSCP及びSFTPクライアントであり、 Norton Commander風(FFFTPのような感じです。)とExplorer風の二つのGUIを備えています。 田淵氏が WinSCP Japanese siteとして本家のサイトを翻訳なさっています。
なお、SFTPについてはFTPクライアントの項で紹介した FileZillaも選択肢に含められます。