ImageMagickはMeadow2をインストールした時にインストールしてあるかもしれません。 Meadow2では利用できるImageMagickのバージョンが固定されているため、 ImageMagickはMeadowと一緒にバージョンアップするものと考えた方が良さそうです。
なお、ImageMagickのインストールウィザードを進めるとインストールオプションを選択する画面になりますが、この際にチェックを付けると、 Perl用のPerlMagickと、WSHなどで利用できるCOM+コンポーネントなども一緒にインストールされます。 これらのコンポーネントの使い方は tuka氏(?)の「つかのぺ」の"ImageMagick"のページにまとめられています。
また、千葉尚氏のImageMagick、 Shohei NOBUHARA氏のImagemagickの使い方が 参考になると思います。
ところで、ImageMagickにはXサーバを用いるコマンドが含まれます。 X環境を構築していない状況ではこれらのコマンドを使うことが出来ません。この代替方法として以下の方法が考えられます。 どれも当たり前の方法ではありますが。
画像を表示するコマンドです。displayコマンドを実行すると "display: UnableToOpenXServer()." と言われてしまい、実行できません。 Windows版のImageMagickには、"IMDisplay.exe"というビューアが附属していますが、 特段、機能が優れているとも思いませんし、その他のコマンドを呼び出せるわけでもないので、 他のビューアアプリケーションを使うのが良いと思います。 私は定番と言えるIrfan Skiljan氏のIrfanViewを使っています。
displayコマンドで起動したい場合は、以下のように_nyaにエイリアスを設定すればいいでしょう。
_nyaの設定例 alias display ""C:\Program Files\irfanview\i_view32.exe""
スペースが含まれているディレクトリを_nyaに指定する場合、ダブルクォーテーションを重ねる必要があります。
画像ファイルを連続表示する(スライドショーコマンド)です。 このコマンドも他のツールを利用することになります。 上記のIrfanViewではスライドショーはファイルネームを書いたテキストファイルを読み込むか、 GUI上でファイルを選択する必要があります。
私はこの指定方法は使いにくいと思いますのでスライドショーについては K_OKADA氏のViXを使っています。 ViXでは指定したディレクトリ以下のファイルを表示してくれます。 コマンドラインでは"/slide"とオプションを付けることでスライドショーの状態で起動されます。 また、メインのファイラーの画面を表示しないためには"/v"オプションを付けます。 "/v"オプションは"/slide"オプションの前に付ける必要があるようです。
animateコマンドで開始するには以下のように_nyaをエイリアスを設定すればいいでしょう。
なお、スペースが含まれているディレクトリにvix.exeをインストールしてある場合、
二重のダブルクォートで囲んでもうまくオプションが機能してくれないようです。
_nyaの設定例 alias animate vix.exe /v /slide
Xのウィンドウをキャプチャするコマンドです。画面キャプチャ関連のソフトは山ほどありますので、好みのものを選びます。
FHT氏の
ClipDesk、
woodybells氏のWinShotは
コマンドラインからも利用できます。
GimpはPhotoShopのような画像処理ツールです。もともとLinux向けに開発されたものですが Windowsにも移植されています。 そのGimp for windowsを いっちー氏が日本語化したものをVectorから ダウンロードできます。
GIMP for Windows(ja パッケージ)、フリーフォント集、外国語追加パッケージ、 追加データ集、追加プラグイン集をダウンロードできますが、 外国語追加パッケージはメッセージ等の表記を日本語や英語以外にするためのものであるため、通常必要ないそうです。 本体をインストールしてから他のパッケージを順にインストールします。インストーラーが付いているため、 ファイルをダブルクリックして指示に従うだけです。
20030620-ja12版の初回起動時にはfixer.exe not foundと言われてしまいましたが、 2回目からはメッセージはでてきません。日本語パッケージの変更履歴(ChangeLog.txt)に 2003/11/17付けでfixer.exeを削除した旨が記載されていますので問題ないのでしょう。
Gimp2.0.0のWindows版が2004年3月にリリースされました。2006年1月現在では最新版を Source forge.netからダウンロードできます。
機能等についてはjapan.linux.comの 姿を見せた最新GIMP 2.0に書かれています。 またTheGimpの 不定期連載コラム - 16 ビット版 GIMP と GIMP 2.0 - にGimp2.0が開発された詳しい経緯が掲載されています。
GTK+ 2 for WindowsとThe Gimp for Windowsのファイルをダウンロード・展開し、 インストーラを順番に(GTK+ 2から)実行するだけです。 メニュー等は自動的に日本語になります。
また、上記のGimp1.2.5を残したまま、Gimp2.0.0以降をインストールできます。
なお、Gimp2.2.9までのバージョンでは、起動時にscript-fu.exeのエラーが発生してしまうことがあります。 (2.2.10では生じないようです。) これについては以下のいずれかの方法で対処できます。
Gimpのメニュー構成、用語をユーザの多いPhotoshopにあわせようという試みとして Scott Moschella氏がGIMPshop (Mac OS X 10.3用)を公開なさっています。
そしてWindows用に移植されたバイナリを GIMPshop for Windows - YuMDaP.net's blog からダウンロードできます。
またスラッシュドット ジャパン「GIMPshop:Photoshop風味なGIMP」 でGIMPshopに関する議論がされています。
もっともGIMPshopのメニューは2005年4月現在で日本語にはできませんので、多くの日本人にとってはどちらにしろ、 大してとっつきやすいとはいえないかもしれません。
Tor Lillqvist氏による PSPIは GIMPでPhotoshopのプラグインを実行するためのソフトウェアです。 Open Tech Press | LinuxのGIMPでPhotoshopプラグインを実行するで 解説されています。
Sodipodiは、ベクター画像形式であるSVG(Scalable Vector Graphics)を 標準のファイル形式としたドローソフトです。多くのUNIX系OSとWindowsで使うことができます。 Gimpと同様にGTK+ 2 for Windowsを必要とします。
開発者の一人である岡氏が sodipodi - PukiWikiとして日本語での情報をまとめています。 そのサイトの中でWindows版SodipodiについてのTipsとして Windows版のインストール方法をまとめられていますが GIMP用のGTK+インストールパッケージのgtk+-2.6.10-20050823-setup.zip、 Sodipodi_0_34_Win2000_XP_Setup.exeの組み合わせでインストールしたところ、 岡氏のサイトの記述と異なり、以下のようにすることで起動できました。
ちなみに「Sodipodi」の読み方ですが、Official SiteのDocs を見るとエストニア語の"Sodipodi"だということです。 "Sotipoti"に近いが、その"t"は一般的なヨーロッパ言語の"t"よりも短くて強調もしないという発音のようです。
Inkscapeも、ベクター画像形式であるSVG(Scalable Vector Graphics)を 標準のファイル形式としたドローソフトです。LinuxとWindowsで使うことができます。
Windows上で起動してみるとメニューが文字化けしてしまっています(Inkscape-0.41-1.win32.exe)。 これを解消するには「\Inkscape(インストールしたディレクトリ)\etc\gtk-2.0\gtkrc」をエディタで開き、 「gtk-font-name="verdana 9"」を「gtk-font-name="MS UI Gothic 9"」 に変更すれば適切にメニューが表示されます。
imgSeekは画像コレクションマネージャ&ビューアです。 指定した画像ファイルの類似画像の検索ができるのに加えて、ラフスケッチをしてそのラフスケッチの類似画像を検索できるという機能も持っています。
Downloadのページから Windows用のバイナリをダウンロードできます。