ここではWindowsとLinuxを両方使っている場合を想定して有用なツールを紹介しようと思います。
WindowsとLinuxを一つのPCにインストールしている場合にWindowsから Linuxをインストールしているパーティションのファイルにアクセスできると便利です。以下がそのためのツールです。
Ext2,Ext3のパーティションへのアクセスで一番確実なのは有料(税込:10,290円)ではありますが HOLON LinuxDrive for Windows だと思います。書き込みもサポートされていますし日本語も扱えます。
またReiserFSパーティションにあるファイルをWindowsから読み込むアプリケーションには 今井田欣宏氏作のReiserFS Toolsがあります。
カーネル2.6ではNTFSパーティションのファイルの読み込みだけでなく書き込みも可能ですが、 ディストリビューションによってカーネルの再構築等が必要なようです。 ( FAQ/Windows (NTFS) の領域をマウントしたい - Fedora JP wiki、 Linux NTFS Projectが参考になります。) ただ、「@IT:NTFSパーティションを読み書きするには」 で紹介されているCaptiveを使うとカーネルの再構築なく NTFSのファイルの読み書きができるようです。
また、yuji氏が Captive - Knoppix Temporary Directoryで captiveの解説をなさっています。WindowsXP SP2を使っている場合のntoskrnl.exeの処理方法の説明があります。
Linuxでのかな漢字変換にはcannaが使われることが多いとは思うのですが、 WindowsのIMEで鍛えたユーザー辞書を使えると作業効率がよくなると思います。 IT Pro オープンソース : 【特選フリーソフト】かな漢字変換ソフトCanna(下) ではMS-IMEやATOKの辞書データをcannaに移す方法が説明されています。 また文中に登場する変換スクリプトは 日経Linux : 2004年5月号の補足情報から入手できます。
rdesktopは、Windows NT Terminal ServerとWindows 2000/2003のTerminal Services、 WindowsXP ProfessionalのリモートデスクトップのUNIX用クライアントです。 WindowsXP Professionalで使う場合はシングルユーザで使うことになりますので、 VNCを使うのと似たことになりますがWindows側にソフトウェアを追加する必要がないことが利点だと思います。
上記のオフィシャルサイトではソースのみが公開されていますが、Linux用についてはgoogleで検索すれば多くのディストリビューションに 対応したバイナリを配布しているサイトが見つかります。
また以下のサイトが参考になります。
rsyncは ファイルを同期するためのソフトウェアですが、 ネットワーク上で使用するためにsshと併用されます (参考: rsync と ssh でミラーリングアップロード:Landscape 2006-01-10)。 cwRsyncは 最小限のCygwinを含んだWindows用のrsyncとsshのパッケージです。
UnisonはUNIXとWindowsに対応したファイル同期ツールです。 rsyncもファイル同期ツールですが、rsyncはバックアップを主な目的とした片方向の 同期ツールといえます。それに対してUnisonは2つのPCを使っている場合に両方のPCのファイルの同期をとることを主な目的とする 双方向の同期ツールと言えると思います。
おおかわ氏がUnisonManualJa としてUnisonのマニュアルを日本語訳してらっしゃいます。
UnisonはWindowsとUNIX系OSの両方で使え、それらの間でファイルの同期をとることができますので、WindowsとZAURUS(Linux版)の間で ファイルの同期をとるために使われることも多いようです。Hiroyuki KUROSAKI氏が Kuro-san: 更新日誌: Unisonを使ってみる、 Unisonを使ってみる(2)で説明されています。
また2つのディレクトリを同期させるには(GUI編) − @IT 、2つのディレクトリを同期させるには(CUI編) − @IT、 MOONGIFTによる紹介・レビュー も参考になると思います。
Synergyは あるコンピュータのマウスとキーボードをLAN内の他のコンピュータで共有するためのソフトウェアです。 私の拙い言葉より以下のBlogのエントリーを読むと理解しやすいと思います。
SynergyはSourceForgeから ダウンロードできます。
また、動作システムが
と非常に幅広いという特徴も持っています。
- Microsoft Windows 95, Windows 98, Windows Me (the Windows 95 family)
- Microsoft Windows NT, Windows 2000, Windows XP (the Windows NT family)
- Mac OS X 10.2 or higher
- Unix
X Windows version 11 revision 4 or up
XTEST extension
(use "xdpyinfo | grep XTEST" to check for XTEST)
日本語では奥川博司氏が Synergy - Wiki@oku's room、 Guide to Running Synergy(「Running Synergy」ドキュメントの日本語版) で説明してらっしゃいます。
さらに以下の@ITの記事が参考になります。
IBM dW:Linux:デュアル・ブートのLinuxシステム上でOSの切り替えを自動化する。 1台のマシン上で手動操作を介さずにLinuxとWindowsを切り替える方法の説明。
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LinuxをインストールしているパーティションをWindowsから見る方法
WindowsをUNIXっぽく
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