2005.06.22 Wednesday
ミシュランタイヤに関するエントリーのまとめ
ここまで7つのエントリーでF1のミシュランタイヤ騒動のことを書いてきました。
私の結論は「ミシュラン側がシケインを設けない上での選択肢を拒否したことがアメリカGPを台無しにした」をというものです。
でも、もうひとつ疑問がありました。ミシュランとミシュランユーザーのどちらが主導権を握っていたかです。
佐藤琢磨選手応援ブログ 【琢磨F1.net】:F1コラム:F1はどこから来てどこに向かうのか?とか【新グランプリ設立か】F1とGPWCの動き---総括 | Response.を読んで考えてみると、ミシュランのタイヤ供給ミスに乗じて、ミシュランユーザーの中心的存在であるGPWCメンバーがFIA&フェラーリに示威行動を起こしたとも思えます。
ミシュランのプレスリリース(日本ミシュランタイヤサイトのプレスリリースとかミシュランからの合同声明 Nifty F1)が「安全性」という錦の御旗をぶんぶん振り回しているようなものだったので、反射的にミシュランに悪印象を持ってしまいましたが、ミシュランも利用された立場なのかもしれません。
私の結論は「ミシュラン側がシケインを設けない上での選択肢を拒否したことがアメリカGPを台無しにした」をというものです。
でも、もうひとつ疑問がありました。ミシュランとミシュランユーザーのどちらが主導権を握っていたかです。
佐藤琢磨選手応援ブログ 【琢磨F1.net】:F1コラム:F1はどこから来てどこに向かうのか?とか【新グランプリ設立か】F1とGPWCの動き---総括 | Response.を読んで考えてみると、ミシュランのタイヤ供給ミスに乗じて、ミシュランユーザーの中心的存在であるGPWCメンバーがFIA&フェラーリに示威行動を起こしたとも思えます。
ミシュランのプレスリリース(日本ミシュランタイヤサイトのプレスリリースとかミシュランからの合同声明 Nifty F1)が「安全性」という錦の御旗をぶんぶん振り回しているようなものだったので、反射的にミシュランに悪印象を持ってしまいましたが、ミシュランも利用された立場なのかもしれません。
ところで佐藤琢磨応援日記でアメリカGPあなたの最善策は?というアンケートをやっていました。
6月21日23:54現在でトップが「BSユーザーを含め、スタート前にタイヤ交換を認めるべきだった」、2位が「ミシュラン勢は安全な速度で出場すべきだった」で、「シケインを作り、全車出場するべきだった」は6位ですか。
母集団にもよりますしサンプル数もまだ少ないのですが、「シケインを作り、全車出場するべきだった」がもっと上位だと思ってました。ミシュラン勢の主張は思ったよりもすんなりとは受け入れられていないのでしょうか。
6月21日23:54現在でトップが「BSユーザーを含め、スタート前にタイヤ交換を認めるべきだった」、2位が「ミシュラン勢は安全な速度で出場すべきだった」で、「シケインを作り、全車出場するべきだった」は6位ですか。
母集団にもよりますしサンプル数もまだ少ないのですが、「シケインを作り、全車出場するべきだった」がもっと上位だと思ってました。ミシュラン勢の主張は思ったよりもすんなりとは受け入れられていないのでしょうか。
Comments
初めてコメントさせていただきます。宜しくお願いしますね。
今回の件は色々なニュースや噂などを総合しても
ミシュランに責任があるのは間違いないとしても、
”レース”を行うにはどうすればいいかとなると
難しいですね。
私個人もあえて選択するとなるとシケイン案です。
タイヤ交換にしても10周だったら本当に安全なのかと言う点ともそもそれだけのストックは無いと言う問題があります。
(急遽空輸されたというバルセロナスペックも結局、安全ではないと判断されたようですし)
13コーナーでの速度制限もミシュランからの明確な安全速度も提示されない(出来ない)となると、
速く走る事を本能的に行うレーサーに自主的な制限は難しいでしょう。
また、通常スピードのBSユーザーとの速度差が別の危険を招く恐れもあります。
シケイン案もぶっつけ本番というのが現実的でないのも事実ですが、
せめて土曜日の時点で検証するとか、
スペインGPまであった予選の時間帯を使って特別フリー走行の時間を設けるとか出来なかったのかと思います。
ただし、それによりノンチャンピオンシップというのに
フェラーリが同意しないのも当然ですけどね。
何度もタイヤに運命を翻弄された、マンセルも
「シンプルで効果的な妥協はシケインだった」といっていますし。
FIAとフェラーリ、そしてメーカー系チームの政治的な問題が起こるのも
巨額なマネーが動くこの世界では無理もない政争なのかもしれませんが、
ファンを置き去りにしないでほしいですね。
マンセルがシケイン追加を支持していましたか。マンセルはもっとも好きなドライバーなので、シケインいいかもと思ってしまいそうです。
速度制限はドライバーには酷ですが、シケインがあった場合くらいの特定の速度を超過したときには自主的にピットストップを行うというようなレギュレーション外の紳士協定を結ぶことで抑止力は作れると思います。ただ確かに、インベタでも大外を回ってもレコードラインと交差したり重なるところがあるでしょうから、速度差の問題は残ります。
ひとつわからないのですが、シケインを追加するとどうしてもノンチャンピオンシップになってしまうんでしょうか。
ノンチャンピオンシップだとシケイン追加はBSユーザーが一方的に不利益を被ることになってしまうと思います。
「シケイン追加、チャンピオンシップ有り、ミシュラン勢に十分なペナルティ」がセットだったらBSユーザーでも納得できる妥協案だったと思います。
あと、ミシュラン勢だけノンチャンピオンシップ(詳細は分かりませんが)という案もあったようですが、チャンピオンシップをかけている車とノンチャンピオンシップの車の混走は、あまり望ましくないと思います。「失格により本来コース上にいてはいけないマンセル」と「タイトル争い真っ直中のセナ」がからんだ時と似た状況が起きる可能性があると思います。マンセルファンがこんなこと言うのもなんですが。
とにかく二度とこんなことは起きて欲しくないですね。
>シケインを追加するとどうしてもノンチャンピオンシップになってしまうんでしょうか。
コースについては”事前”にFIAが承認したレイアウトでないと正式にチャンピオンシップレースとして認められないとう条項があるようです。
94年のセナの事故後の、ベルギーGPスパのオールージュでは最初から臨時のシケインが設置された例などありますが、その時はFIAも事前に承認していたようです。
とりあえず、6/29日の聴聞会に注目ですね。
問題はペナルティの中身ですね。
今回はFIAが事前に承認していたコースレイアウトの急遽変更を認めなかったからでしょう。
ma3@琢磨F1.netさんがBlogでおっしゃっているとおり、合わせ技になるBARに相当重い処分で他のチームは罰金のみというのが政治的には一番有効な気がしますので心配です。