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Web上の情報と時

mieki256's diaryより
賭けても良いが、君が作り上げたその莫大なブックマーク達は、10年後には1/3がリンク切れになっているよ。 :

それもそうだ。

となると。ブックマーク先のページをミラーリングしてくれるサービスじゃないと実用にならない予感。でも、そこまでやってくれてるサービスは存在するのだろうか。


そうですよね。ブックマークはどうしても時の経過とともに陳腐化してしまいます。私は「無くなると困る」とか「無くなりそう」とか「検索に手間がかかった」というページはローカルに保存するようにしています(あとで探すときは現在はGoogleデスクトップ検索を使ってます。)。月当り数ページですけど。

ところでWeb上での情報について時間のことを考えると時の経過とともに消滅してしまうということに加えてもうひとつ大きな問題があると思います。

「WindowsをUNIXっぽく」を作っているときに強く感じたのですが、いつの時点の情報なのかがさっぱりわからないページがすごく多いということです。
Webサイトが爆発的に増加して10年ぐらいだと思うので今読んでいるサイトは多分10年以内に書かれた情報だとは想定できますが、時が経つにつれてその想定の範囲は広くなる一方です。

プロが書いたものでも安心できないことで、紙媒体向けに書かれたものを転載したと思われる記事では何月何日は書いてあっても何年のものかがわからないものがたくさんあります。

私がBlogの流行でひとつだけ良かったと思うのは書いた日付が入っている情報が増えたことです。
Wikiだと一般的には最初にページを作成した日付か編集したときの日付しかわからず、またそのどちらなのかもわからず後々情報の価値が下がりそうな気もします。
(これは「WindowsをUNIXっぽく」も更新日付だけしか残していないので同じ問題を抱えています。反省点です。一応更新するときは少なくとも同じ項目(H2見出し以下のレベル)の中だけはリンク切れ等チェックしてはいるのですが。)

こう考えていくとInternet Archive: Wayback Machineのようなサービスはもっと重要視されてもいいように思います。

ということで、作成日付と編集日付をちゃんと入れる文化が根付いてくれるとうれしいなあという話でした。全ての人がそうするのは難しいとは思うのですが、資料的価値のある情報を載せているという認識を持っているもしくは持っていてほしい方たちは気にしていただければなあと思います。(例えば官公庁の資料ぐらいは)
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